Photoshopにも対応!一瞬で写真を切り抜いてくれる「Remove.bg」。使い方とインストール方法をご紹介。
こんにちは。てつみー (@te23_photohibi) です。
写真の切り抜き作業を一瞬で行ってくれるPhotoshopの拡張機能「Remove.bg」が恐ろしいほど便利です。ワンクリックするとわずか数秒で背景を切り抜いてくれるという驚異的な拡張機能。もともとはWebブラウザから操作を行うオンラインサービスだったのですが、このたびPhotoshopにも対応し、より手軽に使えるようになりました。一部の機能であれば無料でも利用可能ですよ〜。
写真:ぱくたそ
たとえば、下記のような切り抜き作業をワンクリックで行ってくれます。時間はわずか数秒です。すごいですよね〜…。
写真:ぱくたそ
ではここからは、Photoshopへの導入方法と使い方をご紹介します。
Remove,gbをPhotoshopにインストールする方法
Photoshop CC(Mac OS)でのインストール手順についてご説明します。インストールは全部で4STEP。
STEP 1:Remove.gbにSign up
下記のサイトからRemove.bgのアカウント(無料)を作成します。
STEP 2:API Keyを確認
アカウントが作成できたらログインして「API Key」を確認しましょう。
25ケタくらいの乱数が表示されると思います。こちらのKeyは自分のRemove.bgアカウントとPhotoshopを紐づけるものになりますので、後ほど使います。
STEP 3:Remove.bg for Adobe Photoshopをダウンロード
下記のWebページからRemove.bg for Adobe Photoshopのエクステンションファイル「Remove.bg for Adobe Photoshop_1.0.1.zxp」をダウンロードします。ついでにエクステンションを管理するためのソフト「Extension Manager」もダウンロードしましょう。
https://www.adobeexchange.com/creativecloud/install-instructions.101546.html
STEP 4:Extension Managerとエクステンションファイルをインストール
まず、STEP3でダウンロードしたExtension Managerをインストールします。その後、ソフトを開いて下のような画面でRemove.bg for Adobe Photoshop_1.0.1.zxpをPhotoshop CCに読み込ませれば準備完了です!
Remove,gbの使い方
続いて、Photoshop CC(Mac OS)での操作方法です。まず、切り抜きたい画像を開きます。アプリケーションメニューの「ウィンドウ → エクステンション」と追っていくと「Remove Background」があります。初回のみ、先ほどWebサイトから取得したAPI Keyを聞いてきますので入力します(コピペでOK)。
Remove Backgroundのタブが表示されますので、その中にある青いボタンをクリックするだけです。
有料版と無料版の違いは?
Remove.bgには無料版と有料版があります。といっても、どちらもインストールの方法は同じ。切り抜く画像の解像度によって料金がかかるというイメージです。
無料版
0.25メガピクセル(625×400程度)までの画像であれば無料!無制限で切り抜くことができます。やや心もとないですが、ブログ用の画像くらいであれば、これでもなんとかなるかも。
有料版
解像度の高い画像を切り抜くためには「クレジット」が必要になります。画像サイズと必要クレジットの関係性は下記の通り。
Small | 0.25 メガピクセルまで (625 × 400程度) |
1 クレジット - remove.bgで無料 |
Medium | 1.5 メガピクセルまで (1500 × 1000程度) |
3 クレジット |
HD | 4メガピクセルまで (2500 × 1600程度) |
5 クレジット |
4K | 10メガピクセルまで (4000 × 2500) |
8 クレジット |
クレジットはサブスク形式で毎月定額購入。クレジット数を選べるプランがいくつかあります。使う量によってチョイスしましょう。個人的にオススメなのは99ドルで2,000クレジットというプラン。こちらのプランであれば、高解像度の画像が毎月1,000円ちょい 10,000円ちょい(もぃもぃさん、ご指摘ありがとうございます)で250枚ほど切り抜けます。
※注意点:切り抜ける画像には制限が!
1つ、重要な注意事項です。Remove.bgで切り抜きに対応している画像はいまのところ「人物」「車」「製品」の3つだけです。どういう仕組みかはわかりませんが、自動で切り抜き対象を判別してくれますので、それが特定しやすい画像でないとダメなのでしょうね。。。ちなみに、ネコの画像を試しましたがNGでした。
まとめ
デザイナーという仕事に携わって早10数年…。まさかこの日が来てしまうとは。切り抜き作業といえば駆け出しデザイナーの入門作業でした。草木も眠る丑三つ時…、その日の仕事を終えた先輩アートディレクターが「じゃぁ、明日の朝までに雑誌のスキャンと切り抜き、頼むわ!」と言って帰って行くのが毎日の定番イベントでした(笑)眠気で気絶しそうになりながら何十体もの雑誌モデルを切り抜いた思い出が懐かしい。。。
話が逸れましたが、切り抜き作業というのは、つまりそういった割と面倒くさい地道な作業です。その作業を驚異的に効率化してくれるRemove.bgは、またひとつ新しい時代を切り開いてくれる(はず!w)です。素晴らしいサービスだと思います。切り抜きに悩まされているみなさま!是非とも導入の検討を(笑)
それでは、また。