京都・伊根町の花火大会でバルブ撮影に挑戦!
こんにちは。てつみー (@te23_photohibi) です。
2017年の夏に、兼ねてから撮影したいと思っていた花火を撮影しに行きました。
京都の日本海側、伊根町で開催される伊根花火大会。伊根町は海に面した舟屋の街で、伊勢湾に沿って建ち並ぶおよそ230軒の舟屋が観光名所にもなっています。民家の1階には舟を停めるための収納庫がついており、その庫の上に住居を備えた独特の舟屋は伊根町の伝統的建造物。すごく穏やかで、雰囲気の良い街並みです。
伊根花火大会
伊根町の夏の風物詩「伊根花火大会」は毎年8月の後半に行われ、伊根湾のど真ん中で巨大な花火を打ち上げるという、夏の締めくくりにふさわしい一大イベントです。もともとは町の子ども達に向けた50発ほどの花火大会だった伊根花火。年々その規模は大きくなり、20年ほど経った今では1,000発以上の花火が夜空を彩ります。そして、このイベントを開催している大人たちは、20年前、小さな花火大会を楽しみにしながら育ってきた子どもたちでもあります。小さな頃から慣れ親しみ、楽しみにしていた花火大会を、今度は自分たちが楽しませる側になり、歴史を紡いでいるというストーリーにもグッときます。子どもたちはもちろん、大人たちもとても楽しそうに思い思いの時間を過ごしていて、その雰囲気がめちゃくちゃいいんですよね〜。「the 日本の夏」って感じです(笑)僕は今回が初参加でしたが、すっかりファンになってしまいました。
花火の撮影はバルブモードで
花火の撮影はバルブ撮影という、少し特殊なテクニックで撮影をします。
バルブ撮影とはシャッターボタンを押している間だけ露光を行う撮影方法で、天体写真や打ち上げ花火を撮影する際に使用します。
Canonのカメラだとモードダイヤルにある「B」を使います。
(Eos Kissシリーズでは「M」モードでバルブ撮影が可能です)
三脚は必須アイテム
花火を撮影する際は、基本的に2分〜3分ほど露光し続けます。手持ちでの撮影では確実にブレてしまいますので三脚は必須です。ご自身のカメラに合わせて、しっかりと固定できる三脚を用意しておきましょう。
もうひとつの重要アイテム「レリーズ」
長時間露光をする時はレリーズが必要になります。 レリーズとは、遠隔でカメラのシャッターを操作できるアクセサリーです。各社から純正のものが発売されていますので、それを手に入れてもいいのですが、僕の使っているCanon EOS 6D mark2だとスマートフォンと連携できるアプリが出ており、iPhoneをレリーズがわりにすることができますので、お手持ちのカメラにもそういった機能がないかチェックしてみてもいいかもしれません。
基本設定
まずISO感度=100、F値=11を基本設定として撮影します。(この時の撮影では、色々と検証した結果これが一番きれいでした)
この数値を基準に、周りの環境によって明るさを調整していくのですが、個人的には感度は触らずに、F値か露光時間で調整する方が良いと思っています。
シャッターを切るタイミング
花火が打ち上がる瞬間(ヒュ〜〜〜〜と鳴っている時ですね) にレリーズでシャッターを切り、露光を始めます。そこからは花火の1プログラムが終わるくらいまでずっとシャッターを開きっぱなしでOKです(だいたい2分〜3分でしょうか)。プログラムが終わったらシャッターを閉じて写真をチェックしてみましょう。暗かったり、明るすぎたりしないかを確認して、次のプログラムに備えます。
まとめ
今回は打ち上げ花火の撮影方法や必要なアイテムをご紹介しました。
今年もまた花火を撮影したいと思っていますので、夏になったらおさらいも兼ねて改めて記事をまとめようと思います。花火の写真は一眼レフを使わないとなかなか綺麗に撮れませんので、しっかり方法をマスターしたいですね!
それでは、また。